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宝仙小ニュース

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宝仙学園小学校のオンライン学校について

投稿日2020/5/12

オンライン学校がスタートして、1か月が経とうとしています。

今回は、本校のオンライン学校について、その目指すものを3つのキーワード「届ける 繋ぐ 創る」を軸にまとめてみました。

 

届ける (情報/学び/安心を届ける)

●情報

 児童と保護者に、本校の今後の対応方針や具体的なスケジュールを確実に届けます。マイパという連絡システムを使い、保護者に情報伝達をします。また「オンライン学校特設サイト」を構築し、オンライン学校についての全ての情報を集約して共有しています。ここでは、1週間分の時間割や各種ガイドライン、問い合わせフォームがリンクされています。子どもたちとは「オンライン学校 掲示板」を使って双方向のやり取りが行われています。

●学び

子どもに学びを届けるのが我々教員の責務です。このような状況下でも学びを止めないために、Zoomというビデオ会議システムを使ったリアルタイムのオンライン授業を継続しています。オンラインという特性をいかして、多様で刺激的な学びを届けることにも力を入れています。それが、毎日行われるゲストスピーカーによるトークライブ「HosenTV」や、DMM様のご協力で実現できているオンライン英会話などです。

●安心

先が見えない不安な状況の中、学びだけでなく、安心や楽しさを届けたいと考えています。オンライン授業では、そうした安心や楽しさを届けることも重点項目として、共有されています。詳しくは、以下「繋ぐ」の項目をご覧ください。

 

繋ぐ (子どもたちを繋ぐ)

オンライン授業でなく、オンライン学校と謳っているのは、子どもたちの心の健康を何よりも大切に考えているからです。ホームルームや休み時間を設け、楽しさを共有し、子ども同士が話をする時間も大切にしています。授業でも、いつも以上に安全・安心な場づくりを心がけ、子ども同士の横のつながりを重視した授業づくりを目指しています。

 

創る (学びを創る)

オンラインという環境下では、一方通行な学びになりがちです。もちろん、知識の伝達を重視する学びも必要です。しかし、それだけでなく、オンライン・在宅という環境をいかした探究的・創造的な学びを創ることを目指しています。オンラインはあくまでも学びの入り口であり、大切なのは、オフラインでの個々の活動です。我々は、そうした探究的な課題をデザインし、授業で共有しています。子どもたちが取り組み、その取り組みを全体で共有し、繋げることで、さらに深い学びとしていく考えです。

 

 

以下は、本校のオンライン学校のグランドデザインです。この緊急事態を、本校の持っているすべてのリソースを総動員して、乗り越えていく考えです。

 

 

短期間でオンライン学校の構築が実現できたのは、ICT教育に力を入れ、これまで積み重ねてきた実績、そして「学校のハブ化」を掲げ、リソースの拡大を目指し、行動に移してきたバックボーン、そして何よりも本校の方針に理解を示し多大なご協力をいただける保護者の方があるからです。

今後も家庭と協力しながら、児童の幸せとより良い成長を最上位に掲げ、走り続けていく考えです。

教職員一同

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