昨年はコロナ禍で父母会活動が停止していましたが、今年は出来ることから少しずつ活動していこうと始動しています。 その第一歩として、学校と父母会とのコラボレーションによるHosen TV※を開催しました。初めての試みでしたが、多くの児童(130名以上!)、保護者の方々が参加し、温かい気持ちで見守ってくださいました。
※2020年からスタートしたHosen TVは、宝仙に携わっていらっしゃる方々のご協力により、子ども達へメッセージを届けようという学内向けの番組です。今回で通算36回目となりました。父母会とのコラボレーションは初めてとなります。
【2021年8月31日(火)】
記念すべきコラボ企画第一回は、2020東京オリンピックで水球日本女子代表のコーチとして参加された川﨑奈美枝さんにご出演いただきました!
川﨑さんは本校の卒業生でいらっしゃいます。
この夏は、沢山のご家庭でオリンピック・パラリンピックを観戦されたのではないでしょうか。そんなオリンピックの熱が冷めやらぬこの時期に大変貴重なお話をお伺いすることができました!
幼少期からスイミングを始め、小学2年生で競泳の選手コースへ。1日2時間、週5日の練習をされていたという川﨑さん。宝仙小には、いろいろな知識をもっているお友達が多く、お友達との話がいつも勉強になっていたそうです。
そして中学受験を経て、水泳の盛んな学校へ入学されました。進学先は、川﨑さんのご両親の勧めを参考に自ら決められたそうです。好きな事をとことん追求し、それを全力でサポートされてきたご家庭の様子が浮かびました。素敵ですね。一母親として大変共感しました。
また、宝仙小で培った勉強の基礎は宝であり、そのおかげで中学校ではスポーツ中心の生活スタイルでありながら、学年トップクラスの成績をおさめていたという川﨑さん。宝仙小の「学びを止めることなく成長を育む」という理念そのものを体現されていたのではないかと思います。
水泳はもちろん、バレーボールなどの球技にも興味を持ち、これをきっかけに高校から本格的に水球の道へ。基礎や戦術などを学び、大学では日本代表選手に選ばれました!
練習は毎日4~8時間、練習後は体重が2~3kgも減るそうです。帰宅し玄関で寝てしまうことがあるくらい…!やはり世界レベルのアスリートは並大抵ではない努力をされていますね。
選手として様々な大会で優勝を飾り、海外でもご活躍されてきました。シドニーオリンピックでは世界予選第7位、現役引退後は鴨川シ―ワールドでシャチトレーナーをされていた時期も。現在は、藤村女子中学校で教鞭をとられています。
最後に、選手村での様子も伺うことができました。
皆さんの興味深いダンボールベッドは、アスリート用のマットレスが敷かれており、とても快適だったそうです。
食事は、自国開催ということもあり、和食中心で美味しく、毎日お寿司と餃子を召し上がったとのこと!
選手村や試合会場の写真も見せていただきました。
どれも臨場感たっぷりの素敵な写真ばかりです。
なんだか選手村の一部をのぞくことができたようでうれしいですね。
アスリートとして過酷な競技生活を長く続けてこられたのは、「仲間」がいたからであり、それが「財産」となっているとのお話をとてもわかりやすく伝えて頂きました。
子ども達が、今後の学校生活や生涯において、このような素晴らしい経験をたくさん積み成長していって欲しいと願いながら聞いておりました。
川﨑様
この度は、東京オリンピック直後という大変お忙しい中、出演にご快諾頂きありがとうございました。心より御礼申し上げます。
普段、テレビ越しでしか覗くことのできないオリンピックの裏側を、本校の卒業生である川﨑さんから伺うことができたという経験は、子ども達にとって誇りであり、夢や希望が持てたのではないかと感じております。シャチのトレーナー時代のお話など、まだまだ聴き足りないくらいですが、ワクワクする素敵な時間を共有していただき、ありがとうございました。
川﨑さん、そして日本の水球選手の皆さん、今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
水球男子女子選手・監督・コーチの方々のお名前が書かれた記念の絵皿を寄贈していただきました!
ありがとうございます。
学校にて大事に飾らせていただきます。
子ども達から寄せられた感想がこちらです。
先生方
全面的にご支援いただき、今回の配信が実現しました。
様々な制限がある中で学校と保護者が一体となって子ども達を応援し続けていけること、それにより子ども達の明るい笑顔が見られること、感謝の気持でいっぱいです。厚く御礼申し上げます。
宝仙学園小学校父母会幹事一同