今年は桜の満開の報告も早かったですが、4月になってもまだ、宝仙寺の桜や3年竹・松組の教室から見える桜を楽しむことができていました。今年も穏やかなスタートを迎えました。
3月13日(月)に第65回卒業証書授与式が行われ、卒業生74名が宝仙小学校で学んだ6年間のたくさんの思い出を胸に中学校の新しい世界へと飛び立っていきました。そして4月7日(金)には入学式を行い、77名の新1年生を迎えます。令和5年度は、宝仙小は全校児童451名でスタートします。
本校は、今年度も「品格と知性を兼ね備えた人を造る」の建学の精神のもと、豊かな人間性と確かな学力を育む充実した教育活動を推進していきます。
今年度の重点をいくつか紹介します。
●豊かな人間性・思いやりの心を育みます
子どもたちは、毎朝正門で「おはようございます」と元気に挨拶をし、観音様に手を合わせて、一日が始まります。仏教の精神に触れる機会を増やし、様々なものとのつながりを感じ、子どもたちには、お互いに認め合い学び合う心を育んでいきます。道徳の授業でも仏教について学ぶとともに、仏教的な行事である花まつり、みたままつりなども、できる限り全校で行えるようにしていきます。
●集団活動を通じて、リーダー性や課題解決の力を育みます
本校では、行事や自主・自治的な活動も、子どもたちの成長のために、とても大切な教育活動であると考えています。集団での活動で子どもたちは、様々な力を身に付けていきます。
今年度は、以前お知らせしたとおり、学校行事や校外学習などもコロナ以前のように実施し、さらに発展させていきたいと考えています。2~6年の宿泊行事を実施するとともに、希望者対象のイングリッシュキャンプ・スキー教室も計画していきます。校外学習では公共の交通機関も利用し、マナーや社会性を育てていきたいと思います。また、子どもたちの自主的な活動として、朝クラブの活動も再開していきたいと思います。(活動するクラブなど詳細については後日お知らせします。)
●今年度の研究テーマは、「みつける、きめる、つむぐ、自他の意志を尊重する子どもたちの育成」です。「みつける、きめる、つむぐ」をキーワードに研究活動をさらに推進します
宝仙小の教育活動の土台は、研究活動です。より良い授業を行うために教員も日々学ぶことで、授業改善を目指します。今年度の研究では、「みつける、きめる、つむぐ」の学習活動を意図的に行うことで、子どもたちが仲間の思いにも耳を傾けて、心をつなげられるような授業を目指していきます。
最後になりますが、新型コロナの対応も4月から変わってきます。学校としては、基本的にはマスクの着用を求めていきません。個人の判断になります。教職員や保護者の皆様も同様です。(ただ、必要に応じて、着用を求める場合もあります。)
今年度は、保護者の皆様にもさらに学校に来ていただき、対面での活動を増やしていきたいと考えています。
今年度も本校の教育活動にご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
宝仙学園小学校 校長 西島勇