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いつもと同じ仲間たちと、いつもとは違う場所で過ごす3日間。

2026.8.18

こんにちは、体育担当の市川です。

5年生の夏季学校の引率に行ってきました。

気心の知れた仲間と一緒とはいえ、24時間をともに生活するというのは、決して簡単なことではありません。楽しいこともあれば、思い通りにならないことや、ちょっとしたすれ違いがあることもあります。

けれど、5年生ともなると、そんな宿泊行事もすっかり慣れたものです。

これまで、さまざまな学年の宿泊行事に引率してきましたが、高学年になってからの宿泊行事がこうして成り立っているのは、2年生の頃から一つひとつ経験を積み重ねてきたからこそなのだと、改めて感じます。友達と過ごすこと、互いに譲り合うこと、自分のことは自分ですること。そして、みんなで一つの時間をつくっていくこと。そうした経験が、子どもたちの中にしっかりと根付いているのだと思います。

さて、今年の5年生の3日間は、到着したその日から自然体験がスタートしました。

今年もお天気には少し悩まされましたが、子どもたちの「やりたい!」という気持ちに応えるように、雨雲の隙間をぬって、予定していたすべての自然体験を行うことができました。

1日目は川遊び。

ここの川は、ほかの川とは少し違い、川底が泥になっています。そのため、ウォーターシューズの上から軍足を履いて川へ入りました。

思いっきり遊んだあとの軍足は、なんと穴だらけ。

それだけ子どもたちが夢中になって川の中を駆け回り、遊び尽くしたということです。泥だらけになりながらも、顔には満足そうな笑顔。子どもたちにとって、忘れられない川遊びになったことでしょう。

2日目は、大房岬・千枚田・猟師工房へ。

自然を守り、未来へつないでいくこと。この地域にとって雨がどれほど大切なものであるか。そして、自然の中で人間と動物や虫たちがともに生きていくためには、どんなことを考えていかなければならないのか。

人間の暮らしと自然、そして命について、大人が聞いても考えさせられるようなお話や体験がたくさんありました。

子どもたちは、ただ「自然の中で遊ぶ」のではなく、その自然の中で私たち人間も生きているのだということを、さまざまな体験を通して感じていたのではないでしょうか。

そして最終日は、山の中でのアドベンチャーポイントラリー。

班ごとに地図を手に、仲間と声を掛け合いながら山道を進みました。前日に降った雨の影響で、足元は滑りやすく、決して歩きやすい道ではありませんでした。

けれど、それがかえって良かったのかもしれません。

滑りやすい場所では「気をつけて!」と声を掛けたり、手を差し伸べたり。誰かが困っていれば自然と立ち止まり、みんなで進んでいく姿が見られました。

そんな何気ない姿に、この3日間で子どもたちが築いてきた仲間とのつながりを感じました。

私が2泊3日、子どもたちと一緒に過ごしていて特に心に残ったのは、しおりに書かれていた「雰囲気を作るのはあなた!」という言葉を、子どもたち自身がまさに体現していたことです。

自然体験の活動でも、普段の生活でも、夜のレクリエーションでも。

誰かに楽しませてもらうのを待つのではなく、自分自身が楽しむことで、周りにも楽しい雰囲気が生まれる。楽しんでいる人が集まれば、自然とみんなが笑顔になっていく。

「楽しい時間」は、誰かが用意してくれるものではなく、自分たちでつくっていくもの。

そんな大切なことを、私たち教員も子どもたちから改めて教えてもらったように思います。

宿泊行事では、普段の学校生活ではなかなか見ることのできない子どもたちの表情や姿に出会うことがあります。いつもとは違う場所だからこそ話せることがあり、いつもとは違う時間を一緒に過ごすからこそ生まれる笑顔があります。

たくさん遊び、たくさん学び、時には迷い、助け合いながら過ごした3日間。

一人ひとりの心の中に、仲間と過ごした時間や自然の中で感じたことが、これから先も大切な思い出として残っていくことを願っています。

そして私たち教員にとっても、子どもたちの成長を間近で感じることのできた、かけがえのない3日間となりました。