創造探究を探究中!
こんにちは、研究主任の佐藤至大です。
◆創造探究の学びを、6年間の系統性から考える
本校では、「自ら学ぶチャレンジと共創から未来をつむぐ」という教育の実現に向けて、日々の授業の中で「探究的な学び」を大切にしています。そのために本校では『創造探究』という独自の教科を設けています。では、『創造探究』を6年間続けて学ぶことで、子どもたちはどのような力を身につけていくのでしょうか。
今回の校内研修では、本校の「宝仙の創造探究の系統性」をテーマに、教員全体で話し合いました。
◆「探究」は、学校の中だけで行われるものではない
探究という言葉からは、「子どもが自分でテーマを決めて調べる授業」をイメージすることもあるかもしれません。
しかし、本校が目指している創造探究は、それだけではありません。
子ども自身が「なぜだろう」「もっと知りたい」「こうしてみたい」という問いをもち、自分なりに考え、試行錯誤し、友達と考えを交わしながら、学びをつくっていく。
そうした経験を、6年間の学校生活の中で積み重ねていくことを大切にしています。
そのためには、各学年で行う探究的な学びが、それぞれ独立した活動になるのではなく、学年を越えてつながっていくことが重要です。
◆ 6年間で「探究する力」を育てる
今回の研修では、「今、この学年でどのような経験をさせるのか」だけではなく、
「その経験が、次の学年のどんな学びにつながるのか」
「6年生になったとき、子どもたちにどんな姿になっていてほしいのか」
という視点から、創造探究の学びを捉え直しました。
・低学年では、身の回りの「気になる」「やってみたい」に出会うこと。
・中学年では、自分の問いをもち、試したり、比べたりしながら考えを深めること。
・そして高学年では、自分なりの問いをもとに、他者と協働しながら探究を進め、その学びを未来へつなげていくこと。
このように、学年が上がるにつれて、子ども自身が学びの主体となっていく。その道筋を学校全体で共有していくことが、今回の研修の大きな目的でした。
◆「先生が変わる」ことで、子どもの学びも変わる
創造探究の系統性をつくることは、カリキュラムを整えることだけが目的ではありません。
教員一人ひとりが、「この授業で子どもにどんな経験をしてほしいのか」「今の学びが6年間のどこにつながっているのか」を意識することで、日々の授業そのものが変わっていきます。
今後は、研究部から創造探究の単元指導計画や指導案の見本を提案するとともに、各学年で実践を重ね、その実践を学校全体で共有していく予定です。実践を通して、創造探究についての「全体の解像度」をさらに高めていきます。

本校の『創造探究』は、まだ完成したものではありません。だからこそ、教員同士が対話し、実践し、振り返り、また次の実践へとつなげていく。
その積み重ねを大切にしながら、宝仙学園小学校ならではの「6年間の探究の学び」を、学校全体でつくっていきます。