11月17日木曜日、本校で私立小学校初任者一斉研修会が行われました。
本校2年竹組担任、和泉杏子教諭による国語の授業を参観し、その後授業を巡って研究協議会が行われました。
今回の授業は、「おまえ うまそうだな」という物語文を教材にした授業です。
この物語は、ティラノサウルスがアンキロサウルスの子どもに、お父さんだと勘違いされたことからはじまります。
「ひひひひ・・・。おまえ うまそうだな。」
「おとうさあん!」
・・・ひょんなことから、子育てをすることになったティラノサウルス。徐々に、ウマソウと親子のような関係を築いていきます。
しかし、いつまでも一緒にいるわけにはいきません。別れを決断します・・・。
さて、今回の授業は、その別れの場面。ティラノサウルスは、どんな気持ちで別れを決断したのか?
本当は一緒にいたいけれど、ウマソウのためにお別れをする。この相反する気持ちをとらえることが目標です。
この難しいテーマに、一人で迫るのではなく、学級全体で話し合い、意見を交流させながら迫っていきました。
「私は、悲しい、気持ちだと思うよ」「僕は、本当の親に会わせたいという気持ちが強いと思うから、うれしい気持ちだと思うよ」全員が自分の立場を明らかにして、考えを交流させていきました。
授業の最後に、ティラノサウルスの気持ちをまとめたのですが、友だちの発表を聞いて、考えが変わった子もいました。
こうした活動を通して、自分の考えとの違いをとらえ、変容した自分に気づき、学びが深まっていきます。
低学年でも、このような考えを交流させる活動を積極的に取り入れ、対話を通した学びを大切にしなければいけないと、改めて感じさせる授業でした。
さて、来週は新任の山崎教諭が、公開授業を行います。4年生「もののあたたまり方」の単元です。どんな授業になるか、いまから楽しみです。
IT担当