6月24日金曜日 算数科研究授業。
3年竹組桑野有加子教諭による算数の授業を対象に、全教員で参観し、その後授業を巡っての話し合いと研修会を行いました。
今年度の研究テーマは「主体的・協働的な学びの実現‐意欲的に学ぶ子の育成‐」です。
主体的・協働的な学び、いわゆる「アクティブ・ラーニング」について研究をすることで、子どもの学習意欲を高め、確かな学力を身につけた児童の育成を目指します。
今回の授業テーマは「かけ算」でした。右の図のような、25個のおはじきを数える方法を考えました。
いくつかのかたまりをつくって、かけ算の考え方を使って求めます。
まずは個人での自力解決、次にグループで考え方の共有、最後にもう一度個にもどって、考えを整理しました。その過程において、子どもたちの思考が広がり、深まっていく姿が見られました。
講師の先生からは「小学校では『豊かな数の見方』を身に付けることが極めて大切なこと。これは、中学校では遅い。その意味でも、今回は大きな価値のある授業。算数は答えが一つと思われているが、決してそうではない。多様な見方を身につけていくことが、将来に向けて必要なこと。」とお話をいただきました。
その後、「アクティブ・ラーニング~算数の授業づくりにおいて大切なこと~」という内容でご講演をいただきました。
今回の研究授業も、我々にとって学びが多い、充実した時間となりました。2学期には、百瀬教諭による図工科研究授業、永井教諭による道徳研究授業が予定されています。教員も互いに学び合い、授業力の向上に努めていきます。
研究部主任 吉金佳能