11月20日木曜日午後、本校で私立小学校初任者一斉研修会が行われました。
本校3年松組担任、加藤朋生教諭による社会科の授業を参観し、その後授業をめぐって研究協議会が行われました。
授業単元は「昔って、おもしろい」。
古くから残る暮らしにかかわる道具や、それらが使われていたころの暮らしの様子を調べることで、人々の暮らしの変化や、それぞれの時代の人々の知恵について考えることがねらいです。
今回は昔の道具の中のひとつ、「洗たく板」について考え、体験する授業でした。
本校ではどの教科においても、体験を通した学びを大切にしています。加藤教諭は、自身の専門である社会科の授業に特に力を入れていて、「体験活動を重視した社会科授業の実践」を研究テーマに本日の授業にのぞみました。
今回は各班に大きなたらいと洗たく板を用意して、実際に洗たく板を使った体験をしました。前の時間に、もみ洗いとふみ洗いという道具を使わない洗たくを体験していた子どもたち。この活動を通して、洗たく板の利便性やその工夫を感じることができたようです。
体験前には「時間がかかりそう」と書いていた児童も、体験後のノートには「意外と簡単にきれいになってびっくりした」と書かれていました。
その他にも、「水をむだなく使うことができる」、「手や腰が痛くなった」、「冷たいしつかれた」など、体験を通してでしかわからないことがたくさん書かれていました。
次回は、洗たく道具の移り変わりを調べていくそうです。どんな体験活動が用意されているのか子どもたちも楽しみなようすでした。
レポート 理科部 吉金佳能