2月10日水曜日、5年竹組で社会科専科の鈴木教諭による研究授業が行われました。
今回の授業は、社会科「近代日本の歩み」という単元です。
幕末から明治時代初期、日本が大きく動いた時代です。
今回の授業では、前時までに学習した「開国」や「富国強兵」、「殖産興業」などの出来事や政策をふり返った後、「自由民権運動」について考えていきました。
はじめに自由民権運動の演説の様子を描いた絵が提示されました。
「この人誰だろう」「やかんが飛んでいるね」「警察がいるけど、誰を止めているのかな」などたくさんのつぶやきが聞こえてきました。鈴木教諭からは演説をしている弁士についての説明があり、本時の学習活動が発表されました。
「自由民権運動では、弁士や民衆は、どんなことを訴えようとしているのだろうか?」
本時は、この課題を「政府よ○○せよ!」の話形にしてグループごとに発表をするグループワークが中心の授業でした。各グループでは、手持ちの資料を参考に活発な話し合いが行われていました。
その後、各グループの意見の共有が行われ、自由民権運動についてのまとめが行われました。自由民権運動により、憲法制定と国会開設が実現したこと。また日本の憲法は、ドイツの憲法を参考につくられたことなど、興味深い話が展開されました。
放課後に行われた、授業をめぐっての話し合いでは、参観した教員から、本時の授業の効果的だった点や課題点について意見が出されました。授業者はもちろん、我々参観者も、この授業を通して学んだことを自分の授業へ活かし、より良い授業づくりを進めていきます。
研究部主任 吉金佳能