さて、小学校は冬休みに入りましたが、冬休み初日からHosenTVの「冬休みスペシャル」を4日間にわたりお送りする予定です。
前半2回は、卒業生の登場が続きます。
宝仙学園の卒業生から在校生にメッセージを送ろうというスペシャル企画です。
どんな卒業生でしょうか・・・!?
ここでは前編ということで、2回分のレポートをお届けいたします。
【12月19日 土曜日】 小学校卒業生 落語家 三遊亭とむ 氏 & 宝仙寺副住職 冨田道興 先生
みなさんは普段の生活の中で落語に触れる機会はありますか?
今回は三遊亭とむさんに出演していただきました。とむさんのお師匠さんは笑点でも知られている三遊亭好楽さんです。そしてそのお隣にいらっしゃるのは…なんと、宝仙寺副住職の冨田道興先生ではありませんか。なぜこのお二人が一緒に出演してくださっているかというと、このブログのタイトルのとおり、お二人は小学校の卒業生でしかも同級生なんですね。小学校当時のお互いの印象や当時とむさんが先生に怒られた時のエピソードやクラブ活動の時の思い出などをお話してくださり、道興先生の満面の笑みもとても印象的でしたね。これもとむさんのおかげでしょうか。
まずは「味噌豆」(古典落語)という落語を一席、お噺していただき、そのあとは、子どもたちからの質問にも丁寧に答えていただきました。
Q:長いお話(15分くらい)をどうやって覚えますか?
A:口が覚えるまで何度も何度も何度も何度も何度も繰り返し言う。
「口が覚えるまで…」というお答えでした。道興先生がお経を覚える時も落語と覚え方は同じだそうですよ。
他にも、正座はいたくないですか? いつもどこで落語をしているんですか? 落語はどれくらいの種類がありますか? いつから落語家を目指したのですか? なぜ落語家になったのですか? 落語家になるためにはどうすればいいですか? 小学生の頃の夢はなんでしたか? いままでで一番辛かったことはどんなことですか?
などなど、たくさんの質問がありました。
そして、最後には「みなさんも勇気を出して一歩踏み出してほしい」というお言葉がありました。それは、落語家を目指すきっかけになった出来事があったというお話でした。きっかけがあったとしてもそこで一歩を踏み出すか踏み出さないかが人生の分かれ道。きっかけ=チャンスでもあります。自分が何を選択するか…一歩前に進むのか、そこに留まるのか…。
「一歩を踏み出そう!」というメッセージでした。
また、道興先生からは、「コロナで苦労している方々にとむさんの落語で笑ってもらって少しでも楽しんでもらえていたら嬉しいです」というお言葉と「またこういう時間がもてるように先生方、よろしくお願いします!」と強いご希望をいただきました。
また次回があるかについては、乞うご期待!!ということになりますが、『宝仙寺寄席』ということも時々開催されていることをご紹介くださいました。その寄席には、必ず、三遊亭とむさんが出演されるそうです。機会があったら、宝仙寺寄席にもぜひ行ってみたいですね!
また、とむさんと道興先生のお話を聞くことができるかもしれませんよ。
【12月22日 火曜日】 小学校卒業生 吉澤 慧くん & 川村 映さん (現役東京大学2年生)
「宝仙小での最後の数か月」というテーマでお話をしてくれました。
まずはお二人の紹介から。
お二人は現在大学でどんな勉強をしているのかというと、吉澤くんは法律の勉強を、川村さんは歴史の勉強をしています。法律の勉強についてのお話の中で「十の戒め」を例に話をしてくれました。川村さんは小学校の頃から歴史が好きで今は中国史を勉強しているそうです。
さて本題です。受験勉強真っ只中の6年生へのメッセージとして、そして来年再来年と受験を控えている在校生へ向けて、受験以外にも活かせるであろう大切なことが詰まった時間でした。
受験に向けて一番大切なことは、健康管理をすること、生活リズムを崩さないこと、ということを真っ先に挙げてくれました。
そしてこの時期にやっていた具体的な勉強方法。普段の学校での生活はどうしていたのか? 当時の心境、自分の心を安定させるために考えていたこと等も話してくれました。
6年生には「自信を持ってほしい」それが最後のメッセージでした。
そして「その自信をもつためにはどうするのか…?」というお話もありました。聞いていた皆さんは今の自分に置き換えて考えることはできたでしょうか。
吉澤くんと川村さんたちが卒業して8年。Hosen TVという形でまた小学校に帰ってきてくれました。こうして在校生と卒業生が繋がった、このご縁をみんなにも大切にしてもらいたいと思います。
もっといろんなお話聞きたいですよね!
三遊亭とむ様 冨田道興先生 吉澤くん 川村さん
この度は貴重なお時間を頂戴し、ご出演いただきました。
深く感謝申し上げます。
子どもたちにとって有意義な時間であったことは間違いありません。
今後も皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
また、道興先生には、今後も温かく見守っていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。また出演してください。