3月8日(月) 子ども教育宝仙大学教授 捧公志朗 氏 & 本校図工科教諭 百瀬剛 氏
オンライン授業をきっかけにスタートしたHosen TVも今月でラストとなりました。
【じょうそうをひらく アーティスト・ワークショップ】というテーマでお話をしてくださいました。
本来であれば2020年度に企画していたこのアーティストによるワークショップですが、コロナ禍ということで延期されていました。
来年度以降、どんな形でできるかを模索しているということでした。
お話の中では、コロナ禍以前に捧教授が東京大学駒場キャンパスで開催したワークショップの写真や映像を見せていただき、子どもたちからは楽しそう!参加したい!などのコメントがたくさん寄せられました。
そのワークショップは【捧ベーカリー】というパンとイースト菌をイメージしたものだったそうです。
巨大な新聞で作った紙袋をパン生地に見立て、そのパン生地の中に子どもたちがイースト菌として入ります。
そして、イースト菌はどんどんどんどん膨らんでパン生地が「パーン」と破れちゃう!そんなイメージです。
子どもたちはパン生地に見立てた新聞を打ち破って外に出る!!という映像でした。
子どもたちは新聞の匂いを嗅いだり、文字が目に入ったり、紙の感触を感じながらあそびます。
普段経験しないことに突然出会ってしまった!ということがワークショップの良いところです。
日常生活にはない場面に遭遇して自分の感覚イメージが広がっていく経験を学校の中でやってみたいということがワークショップの狙いとしてあったそうです。
今年できなかった、絵を描く画家や体を使って演技をする役者さんや俳優さん、空間を使って遊ぶアーティストこの3人が宝仙小学校に来てくれてみんなんと一緒にいろんな活動をやってみようというワークショップ。
日常と違う感覚を味わうことが難しくなってしまった現在の生活だからこそ、学校は新たなイキイキとした空間や時間を過ごして心を開いて過ごすことを大事にしたいと百瀬先生はおっしゃっていました。
そして捧先生が大事にしていることは「驚くこと」。
わかっていることをやることは安心です。知らないことをやるということは勇気が必要です。驚くこととたくさん出会って経験すると創造力・想像力が広がって世界が大きくなっていく。ワークショップでアーティストがどんなことをやるかわからないからびっくりする。それがワークショップイベントの狙い。
最後に、表現者やアーティストは自分のイメージを外に出す(表現する)エネルギーがあります。ぜひその人たちに会ってそのエネルギーを感じてほしい。と捧先生からのメッセージがありました。
ぜひ、来年度は捧先生と百瀬先生のワークショップが開催されるか、楽しみですね!
捧先生、百瀬先生
年度末のお忙しいところ、子どもたちのためにワクワクするお話をしていただきありがとうございました。
来年度こそ、安全な形を計画して、ぜひ子どもたちの感性を刺激するそしてビックリがあるワークショップができることを子どもたち同様、私たちも楽しみにしています。
先生方の熱いお気持ちも伝わってきました。
子どもたちの感性をたくさん刺激してきたいですね!
計画しましょう^^