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校長あいさつ

宝仙学園小学校がはぐくむ力
いかなる時代も、自ら学び他者とともに
考え行動できる人

宝仙学園小学校がはぐくむ力
【いかなる時代も、自ら学び他者とともに考え、行動できる人】

宝仙学園小学校は昨年度「開校70周年」の節目を迎え、今年度から80周年に向けての新たなスタートが始まりました。さらに、宝仙学園としては創立95年目となり、学園は100周年へとむかい、幼小中高大の連携を深め、さらなる発展を目指しているところです。

昨年度、コロナ禍の中でもできることはできるだけ実施していくことを目標に、様々な教育活動を工夫しながら行ってきました。笑顔が広がる中、子どもたちは勉強や行事を全力で頑張り、明るく楽しい学校生活を過ごしています。

 

今年度の宝仙学園小学校の教育活動の重点目標を紹介します。

1, 仏教の精神に触れ、豊かな心を育てる
 子どもたちは、毎朝正門で元気に挨拶をし、観音様に手を合わせて、一日が始まります。本校では、仏教哲学に触れる機会を増やしています。人は決して一人では生きていけません。「縁」を大切にして、様々なものとのつながりを感じる中で、お互いに認め合い学び合う心を育んでいきます。

2.行事等の活動のさらなる充実
 コロナ禍では教育活動に様々な制約があり、残念な思いをしたことも多くありました。私たちは、行事や自主・自治的な活動も子どもたちの成長のためにとても大切な教育活動であると考えています。
今年度は、学校行事や仏教的活動もコロナ以前のように実施し、さらに発展させていきたいと考えています。2~6年の宿泊行事を実施し、希望者対象のイングリッシュキャンプ・スキースクールも計画していきます。花まつり、みたままつり等の行事も、できる限り全校で行えるようにしていきます。

3.「みつける、きめる、つむぐ、自他の意志を尊重する子どもたちの育成」 
令和5・6年度は「みつける、きめる、つむぐ、自他の意志を尊重する子どもたちの育成」を研究テーマとして研究活動を推進しています。研究活動は、宝仙学園小の教育活動の土台です。今年度の研究テーマには、子どもが自分の意志(やりたいと思う意欲)が持てるような授業づくりについて研究し、学習内容や環境を整えていく必要があると考えています。
「みつける、きめる、つむぐ」の学習活動を意図的に行うことで、子どもたちが仲間の思いにも耳を傾けて、心をつなげられるような授業を目指していきます。

4.さらなるICT教育の推進 
本校は、いち早くICT教育に取組み推進をしてきました。ITC教育は、特に進んでいると自負しております。1~5年生は、CYOD(Choose Your Own Dvice)としてiPadを各家庭で用意していただいています。すべての学年・すべての教科で活用し、調べ学習、プレゼンテーション、コミュニケーションなどの学習を深めていくために、日常的に活用しています。オンラインでの対応も実施し、コロナ禍でも学習活動、こどもたちの学びを止めません。

5.アドミッションポリシーとディプロマポリシーを育てる 
アドミッションポリシーとディプロマポリシーとして、宝仙学園小学校では、子どもたちに身につけさせたい力を明示しています。アドミッションポリシーは、入学者受け入れの方針で、「自分のことは自分でできる子」「友達と協力できる子」「よく考えていっしょうけんめいにとりくむ子」です。そして、本校で6年間学び育つ中で、卒業時までに身につけたい能力(ディプロマポリシー)として、「自ら学び人」「ともに学ぶ人」「学びを未来に繋げる人」をしっかり身につけさせるように指導していきます。「いかなる時代においても、他者とともに考え行動できる人」をめざし、6年間で育んでいきたいと思います。

 

 本校では、「品格と知性を兼ね備えた人を造る」の建学の精神のもと、豊かな人間性と学力を着実に育んでいきます。さらに教育活動の原点として、子どもたちと一緒に仏教哲学を学び続けていきたいと考えています。授業・学校生活の主役は子どもたち自身です。一人ひとりの子どもが生き生きと進んで学ぶ姿にこそ、宝仙学園小学校の教育成果が現れているのだと信じています。今後もさらにこの教育のポリシーを深め、子どもたちの姿で語れる学校を目指していきます。

 

宝仙学園小学校 校長 西島 勇

宝仙学園小学校校長 西島 勇