リセットする

News&Topics

研究授業 3年「理科」 1年「生活」

投稿日2021/7/1

 6月23日(水)、今年度最初の研究授業が行われました。

 

 「宝仙にしかない学びのデザイン」を研究目的に掲げ、今年度は「主語が学習者となる、学びのデザイン」をテーマに研究を進めています。

 

 今回の研究授業では、その一つの形として「インプット・アウトプット・フィードバック」のサイクルを意識した学びをデザインしました。

 子どもたちは知識・情報を基によく考えて、それを色々な形で表現しようとします。何かを書いたり、話したり、作ったり、その方法は様々です。

 それらを仲間と伝え合い、良さやアドバイスを伝え合うこと・自分で振り返ることはとても大切です。

 

 学びのサイクルを適切に動かし、子どもたち自身が学びを成長につなげていく、そんな子どもたちの姿を期待して、今回の研究授業を迎えました。

 

3年「理科」 1年「生活」 2本立ての実施でした。

 

 3年「理科」

 3年生の理科の授業では、「宝仙昆虫図鑑プロジェクト」ということで、子どもたちがオリジナルの昆虫図鑑を作成しました。

 昆虫図鑑をつくるにあたり、理科での学習はもちろん、図工でスケッチの仕方を学んだり、国語ではキャッチコピーを考えたりしてきました。

【理科】

 自分たちが捕まえて、大事に育てた昆虫の生態・特徴を調べたり、気が付いたことを挙げて、情報を整理したりする。

【図工】

 スケッチやレイアウトの技術を学び、図鑑に載せる昆虫を細かく絵で表現する。

【国語】

 図鑑に必要な情報を考えたり、キャッチコピーとはどんなものなのかについて考えたりしながら、わかりやすく短い言葉で昆虫の特徴を表現することを学ぶ。

 

 研究授業では、自分の昆虫図鑑をより良いものにしあげるべく、子どもたち同士・参観者の先生方に図鑑をプレゼンし、フィードバックを受けました。

 フィードバックを基に、チームで意見交換をしながら、図鑑を修正していきます。

 

①隣のクラスの仲間からのフィードバックを確認

 前時までに、Padlet上で隣のクラスの仲間からコメントの形でフィードバックを受けていました。その内容を基に「6~10歳が対象になっているか」「昆虫に興味を持つ工夫がされているか」といったような、アドバイスをするための視点を明確にしました。

 

②チームで相談&自分の作品の修正

 チーム内でお互いにアドバイスをして、自分の作品を目的に沿ってより良くしていきました。子どもたちは意見交換をしながら修正点を明確にし、自分の考えや想いを高めていきました。

 

③作品のプレゼンテーション

 他のチームの児童や参観者である先生方に、自分の図鑑を紹介しました。内容の紹介に終始するのではなく、自分なりのこだわりも伝えました。紹介を受けた側は、感想や意見を伝えました。相手とのやりとりを通して、自分の想いを相手に理解してもらう喜びや、新たな知を創造することをねらいとしました。

 

④振り返り

 気づき・発見・疑問など学んだことや感想について書くことで、今日の学びを振り返りました。成長を実感したり、達成感を味わうことができました。振り返りを次の学びにつなげる子どもたちが育つことを期待しています。

 

 1年「生活」

 1年生の生活の授業では「先生紹介ポスター」を作成しました。

 子どもたちはこれまで何度も取材活動を行い、宝仙小の先生方に詳しくなってきました。取材のゴールは、紹介したい内容を選びポスターにまとめることです。取材した内容は紹介カードとして書いてまとめてきました。

 

 ポスター作成では、色を選んだり写真を撮影したりすることも必要になってきます。そこで、プロカメラマンである石倉氏を講師として招き、1年生向けの写真撮影講座を実施しました。なんとなく撮るのではなく、教えていただいたことを意識すること、撮影した写真を振り返ることを大切にしました。

 

 色を選ぶにあたっては、その色の持つイメージを考える時間を設けました。1年生でも、その経験の中から色の持つ雰囲気を言葉にすることができます。「赤は熱い、目立つ。」「青はクール、涼しい。」といった具合です。

 取材を通して得た情報、感じ取った先生方の雰囲気と色を結びつけて考え、ポスター色を決定しました。

 

 研究授業では、ポスターに載せる紹介カードを選んで並び替える活動を行いました。先生方のことが一番よく伝わるようにするには、どんなポスターにすれば良いか考え、その考えや想いを伝え合いました。

 クラスメイトや先生方からのフィードバックを基に、ポスターを完成させていきます。

 

①ポスター上の情報配置の確認

 ポスターでは伝えたい情報から順にZ字で配置することを確認しました。人の目線はZ字に動くことを伝え、紹介したい先生の情報に優先順位をつけたり、理由を持って並び替えることを大切にしました。

 

②並び替えて作成したポスターの紹介

 紹介カードを並べて出来上がったポスターを、クラスメイトに紹介し合いました。「まねしたいこと」「いいと思ったこと」をお互いに伝え合い、より伝わりやすいポスターにするための視点を明らかにしていきました。

 

③もう一度並び替え&完成したポスターの紹介

 クラスメイトの考えや想いに触れて、もう一度どんなことを伝えたいポスターにするのかを考えて、カードを並び替えました。出来上がったポスターは、クラスメイトだけでなく先生方にも紹介し、フィードバックをもらいました。

 

④リフレクション

 「どんなことを考えてカードを選んだり並べ替えたりしたのか」自分の考えや想いを明らかにして、振り返りをしました。1年生ということもあり、選択式の回答で整理しながら振り返りを書きました。

 なんとなくではなく、よく考えて理由を持ち、自分の考えや想いを大切にできる子どもたちに育ってほしいと思います。