7月盛夏の候、今年はもう梅雨が明けてしまいました。先々週あたりに、正門で朝の挨拶をしていると3年生の児童が「校長先生、1年生の朝顔、もう花が咲いている、早いね。」と声をかけてくれました。「そうだね、確かにまだ6月だよね。」と話をしていたところでしたが、このところの天気は、季節の進みが早く、一気に猛暑となっています。体調の管理をしっかりしていきたいところです。
6月25日の「宝仙教育カンファレンス」には、ご協力をいただきありがとうございました。発表会には、来校者30名、オンライン70名、合わせて約100名の方々に参加していただき、宝仙小の子どもたちの学ぶ姿と先生方の研究の成果を見ていただきました。多くの方々から「子どもたちが楽しく熱心に勉強していますね、授業が工夫されていますね。」という感想をいただきました。とても有意義な発表会となりました。父母会の役員や幹事の皆様には朝早くからお手伝いしていただき、重ねて感謝申し上げます。この成果を今後の授業改善に活かしていきたと考えています。
6年生は、歴史文化とSDGsの学習を中心に、「鎌倉・江の島」方面に2泊3日の宿泊行事を実施しました。鎌倉は現地のガイドの方々と班ごとに散策しましたが、ガイドの方々が、6年生のしっかり学ぶ態度にとても感心をしていました。江の島のビーチクリーンは、私も一緒に行いましたが、砂浜で砂をザルで濾すとすぐに「マイクロプラスチック」などのごみがたくさん出てきて、海の汚れを実感することができました。3年ぶりの宿泊学習で、みんな笑顔にあふれていました。今月は5年生が千葉の鴨川に自然体験とSDGsの学習を中心とした夏季学校に出かけます。
さて、いよいよ7月、1学期のまとめの時期です。個人面談も行われています。ぜひ子どもたちと、ご家庭で1学期を振り返ってみてほしいと思います。1学期の始業式で、「今年1年の目標、さらに1学期の目標を立ててください。その時、スモールステップで、達成できる目標を立てて、積み重ねていくことが大切です。」という話をしました。この1学期どうだったでしょうか。「できたこと、できなかったこと」を振り返ってみましょう。できなかったことがあっても、また、チャレンジすればよいのです。
もうひとつ朝礼で話したことは、「『聞く力』を育てよう。」です。最近特に、「聞く力」が大切であるということを耳にします。話す力やコミュニケーション能力を育てるための基礎となるものが「聞く力」ではないかともいわれています。今学期、先生の話や友達の話をしっかり聞くことはできたでしょうか。この聞く力を身に付けていくことは、これからも継続して取り組んでいく課題だと思います。
今年度「みたままつりり」も2学年ごとですが実施していきます。子どもたちも楽しみにしています。大変暑い日が続いています。学校でも暑さ対策を取りながら活動をしていきます。保護者の皆様方にも、体調にお気を付けてお過ごしいただきたいと思います。
宝仙学園小学校 校長 西島勇