爽秋の候、まだ、日中は暑い時もありますが、さわやかな季節になってきました。
10月1日(土)に3年ぶりの全校での運動会が実施されました。新型コロナウイルス感染症予防対策のため、この2年間は、学年ごとの運動行事として行ってきました。
運動会に向けての詩のポストにはそれぞれの思いが込められていました。
「待ちに待った運動会、3年ぶりの運動会、2年生だった私達、5年生になった私達、体も大きくなったけど、目標に向かう心も大きくなった私達、今日の運動会はもう二度とない、準備は万端悔いの残らぬよう力を出し切ろう 一人一人が輝こう秋の空のもとで 力を合わせ獅子奮迅 優勝目指して頑張るぞ」(5年生) |
「10月1日は、待ちに待った運動会 3年ぶりの運動会 小学校最後の運動会 いままでのような協力し合う運動会 笑い合える運動会 そんな思いを作りたい 宝仙最高学年の私たちは 下級生のみんなへ 見てくれている家族へ とびっきりの笑顔を がんばる姿を届けたい 待ちに待った運動会 協力し合う運動会に とびっきりの笑顔を」(6年生) |
そして、1年生から3年生までは全校での運動会は初めてになります。子どもたちみんなが、「待ちに待った運動会」でした。また今回は、開校70周年に行われる記念すべき運動会でもありました。これまでの先輩の方々の努力の積み重ねの上にこの運動会があり、歴史の重みを感じています。
さて、運動会で学んでほしいこととして、
「いままでの練習をもとに自己のベストの走り演技を目指し、自分自身を成長させよう」「みんなで心を合わせて演技し、協力する素晴らしさを学ぼう」「新しい友達の良さを知ろう、そのためには、みんなで応援しよう」の三つの目標を伝えました。
当日は、全員が自己のベストの走りや演技を見せてくれました。学年ごとの表現は、発達段階に応じて工夫されており、みんなで心を一つにした演技となり、会場からは大きな拍手をいただきました。また、会場の保護者の方々から「みんなが自然に応援している姿がとても素晴らしかった」と感想をいただきました。さらに、「運動会の進行運営も良かったです」とのご意見もいただきました。子どもたちが成長し、思い出に残る有意義な運動会を行うことができたと考えています。会場の整理等をお手伝いいただいた父母会幹事の方々、テントの設営撤収をしていただたサポーターの皆様、にも感謝申し上げます。(4日までに約200名の保護者の皆様にアンケートの回答をいただきました。満足度として、概ね5と4の評価をいただきました。また、よりよくするための改善の意見もいただき、今後の参考にしていきたいと思います。)
宝仙小では、日々の授業を充実させて学びを深め、子どもたちの力を高めていく活動を基本としていますが、学校行事も大切な教育活動であると捉えています。学習指導要領では、運動会のような「健康安全体育的行事のねらい」を、「心身の健全な発達や健康の保持増進などについての理解を深め、安全な行動や規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上などに資するような活動」と記してあります。こうした目標に基づいて、今後も学校行事を活発に、大切にして充実した活動を行っていきます。
10月22日からは、宝仙祭もあります。まだ、制限はありますが、しっかり準備を行っていきたいと考えています。これからも是非学校に足を運んでいただき、子どもたちの活躍を見ていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
宝仙学園小学校 校長
西島 勇