2月になりましたが、まだまだ寒い日が続いています。3日は「節分」、立春の前日で季節を分ける日で、一般的には無病息災を願う行事だといわれています。今年度、宝仙寺での節分は、僧兵行列は中止ですが、紫燈護摩供と豆まきは実施されます。
1日からは、都内の中学校の入試も始まり、山場を迎えています。教室には、たくさんの合格祈願が所狭しと飾られていました。昨日の6年生の学活は、「合格するぞ」の掛け声で終了していました。6年生も緊張が続いているところですが、ぜひ、自分自身の実力を最大限発揮してほしいと思います。
また、新型コロナウイルス感染症の対応が変わってくる報道があります。「対策本部で、新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類を5月8日より、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを決めた。」と報道がありました。今後の動向を注視していかなければならないと思っています。
さて現在、学校では次年度の教育活動の重点方針や年間計画の検討しているところです。もちろん、仏教精神を基調とした「品格と知性を兼ね備えた人を造る」という建学の精神に基づき、豊かな情操と学力を高めていくことは変わりはありません。今年度は「学習者中心の学び」を研究テーマにして、子どもたちが自分の考えを持ち、みんなで話し合い、発表するという学習を大切にしてきました。この学習活動の中でコミュニケーションやプレゼンテーションの能力を育てるとともに、学校のハブ化に関連して専門的な知識をもつ外部人材の活用を推進してきました。先日も、現在医師をしている卒業生にきていただき、5年生の理科の「人体の学習」をしていただきました。専門家の授業により、子どもたちもさらに理解を深めることができていました。(特別授業記事はこちら。)
次年度も卒業生・保護者の皆様も含めて、外部人材の方々に、授業で子どもたちに教えていただく機会を増やしていきたいと考えています。ゲストティーチャーのお願いは、次年度当初に、またお話しさせていただきます。
次に、学校のもう一つの柱である校外学習や行事等についてです。今年度はコロナ禍でも、できることはできるだけ実施をしてきました。子どもたちは行事を通して大きく成長します。次年度からは、コロナ対応も変わってきます。基本は、コロナ禍以前の形に戻していきたいと考えています。
宿泊行事の6年生の修学旅行を6月に、2年生・3年生・4年生・5年生の宿泊行事を、夏季休業の最初に2泊3日の予定で行います。3年生と4年生は合同での宿泊です。希望者参加のイングリッシュキャンプとスキースクールも実施する予定です。また、学期中の遠足や校外学習等は、コロナ禍ではすべてバス利用でしたが、公共の交通機関が利用できる場合は、公共交通機関を利用したいと考えています。
新たに、運動会は、中高も利用している武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで行います。そうすることで天候に左右されず全学年ででき、保護者の方々にもゆっくり参観していただけると思います。さらに宝仙祭などでの活動も拡大できるように考えています。“対面での活動”を重視していきます。一方、コロナ禍対応として行ってきたオンラインの活動は、利便性もありますので、継続できることは継続していきたいと思います。今後、正式に来年度の日程等が決まりましたら、速やかにお知らせします。
2月は、授業参観・保護者会等がございますので、ぜひ学校へ足を運びいただければと思います。宜しくお願い致します。
寒い日が続いています、保護者の皆様には体調に気を付けてお過ごしください。
宝仙学園小学校 校長 西島勇