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3月 校長通信 1年間をまとめ、次のステージへ準備をしよう

投稿日2023/3/2

 春まだ浅い今日この頃ですが、少しずつ春の暖かさを感じるようになってきました。

3月、学校は1年間のまとめの月となりました。先月24日に、3年ぶりに対面での「6年生を送る会」を実施することができ、1年生が、お世話になった6年生に金メダルを掛けるセレモニーから「送る会」が始まりました。それぞれの学年やクラブが工夫をして、歌や呼びかけなどで感謝の気持ちを伝え、6年生からも呼びかけを行い、下級生へ感謝の気持ちを伝えました。お互いの心が通じ合う、思いのあふれた「6年生を送る会」になりました。

いままでいっしょにあそんでくれてありがとう アンデルセンこうえんもたのしかったね。

中学校にいってもぼくたちのことわすれないでね。しゅう学りょこうのおみやげありがとう

中学じゅけんいっぱいがんばったね。中学校でもがんばってね。わすれないでね。ぼくたち

もおうえんしているからね。中学校でもがんばってともだちつくってね。(1年詩のポスト)

 

 そして今年度は、「学習者を中心とした学び」を研究テーマに学習活動に取り組んできました。先生方と子どもたちが授業の中でキャッチボールをしながら、自分で考えみんなで話し合い、発表することを意識した授業を展開しています。このことは、大きな特色であると考えています。

 

 今年度を振り返れば、行事や校外学習はコロナ禍の中でもできるだけ実施していくようにしました。

3年ぶりの運動会では、制限はありながらも保護者の皆様にも参観していただき、各学年の素晴らしい表現の発表と応援合戦で子どもたちは輝いていました。校外学習も全学年とも予定通り実施し、5・6年生では宿泊行事にも行き楽しい思い出を作ることができました。行事の活動でも、子どもたちは大きく成長しました。

 

 さらに、もう一つの大きな特色である仏教的な行事もできるようになってきました。

「花まつり」「みたままつり」は、参加する学年は制限や時間差もありましたが実施し、6年生の「合格祈願」では、御守りを全員が住職の冨田道生先生から直接いただくことができました。また、朝礼や道徳の授業の中で仏教の精神や教えについて学ぶ時間をもち、副住職の冨田道興先生から各学期に2回の仏教の教えや考えについての講話をいただき、それを基に各学級でも仏教の教えを生かした道徳の授業に取組んできました。特にアンパンマンを題材にして「慈悲の心」について学ぶ授業は、子どもたちも関心を持っていたようです。次年度はさらに深めていく予定です。

 

 昨日(3月1日)は、6年生の卒業研究発表会でした。この発表会は、6年間小学校で学んできたことの集大成として大切にしている「探求学習」の学習活動です。自分でテーマを考え、調査し、様々な説を立て研究し、自分の考えをまとめ発表するものです。卒業研究発表については、ぜひホームページをご覧ください。6年生の発表は、とても立派なものでした。この活動では、プレゼンテーションの力も身に付いたと思います。6年生の保護者の皆様には対面で参観していただきました。ご来校くださった皆様、ありがとうございました。

 

 3月です。この一年間を振り返り、成長したこと課題に残ったことをしっかり確認し、進級学年への準備をしていきましょう。

 ご家庭でも宜しくお願い致します。

 

宝仙学園小学校 校長 西島勇