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校長通信 「仏教の精神に触れる機会を増やしています」

投稿日2023/5/2

5月、すがすがしい若葉の季節を迎えています。

 新学期もひと月が過ぎました。学校では、子どもたちの元気な声が響いています。1年生の保護者の皆様におかれましては、2週間にわたる送り迎えのご協力ありがとうございました。
 先日、4年ぶりに全学年が参加して進級遠足を実施しました。私も1・6年生と「国立昭和記念公園」に出かけてきました。お世話係の6年生は、担当する1年生と最初から最後まで1日中一緒に遊んでいました。元気な1年生とお弁当も一緒に食べ、ずっと寄り添いながら優しく面倒を見ていました。帰り道では、まだまだ元気な1年生に対して、6年生の「疲れた」という表情が、とても微笑ましかったです。校外学習や交流活動を通してリーダーシップや思いやりの心を学び、社会性を身に付けていきます。5月は、各学年写生会があり、6月にはいよいよ6年生の「長崎研修旅行」へとつながっていきます。

 本校の教育活動の大きな柱として、「仏教の精神に触れる機会を増やし、豊かな人間性や思いやりの心を育む」があります。今年度も宝仙学園理事宝仙寺副住職の冨田道興先生にご協力をいただいて、仏教について学んでいきます。4月は、毎日子どもたちが唱えている「十の戒め」について学びました。「十の戒め」は、真言宗の「十善戒」を子どもたちにわかりやすく言い換えたものです。
  一、生き物を傷つけません(不殺生)      二、人の物を盗りません(不偸盗)
  三、清らかな行いをいたしましょう(不邪淫)  四、誤ったことを言いません(不妄語)
  五、ふざけたことを言いません(不綺語)    六、人の悪口を言いません(不悪口)
  七、仲たがいさせることをいません(不両舌)  八、貪る心をもちません(不慳貪)
  九、怒りの心をもちません(不瞋恚)      十、まちがった考えを持ちません(不邪見)

道興先生からは
〇仏教ではすべての行いは「身体」「言葉」「心」(三業)の三つによってあらわされると考える。どれが欠けても、人間らしくなれない。
〇十の戒めを生活の中で守ることができたら、よりよい一日になる。
〇十の戒めを唱えることは、唱えることで自分と周りの人に約束している。心に誓いながら唱えることが大切である。
〇もう少し細かく見てみると、三は、心の持ち方・心構えについて、四、五、六、七は、すべて言葉に関すること、言葉は良くも悪くも使えること。
〇八は、欲張ってはいけないこと、手は二本だからもてる数は決まっている。九は、怒ると判断力が鈍るので気を付けること。
と、わかりやすくお話をしていただきました。今年度は今後、「合掌」「感謝」について、学んでいく予定です。

 

 さて、5月の連休後、新型コロナウイルス感染症への対応も変わってきます。学校としての対応については、先日、学校通信でお知らせしていますので、今一度ご確認ください。
 

 最後に、4月には各学年の父母会、また、父母会総会にご参加いただきありがとうございました。5月もよろしくお願いいたします。

 

 ※3月にご協力をいただきました「2022 学校アンケート(本校の教育活動に関するアンケート)」の集計結果もご覧ください。