師走の候、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。穏やかで暖かな日が続いていますが、校庭の木々も色く濃くなり、落ち葉の掃除も大変になってきました。12月は、学校はまだ2学期の終わりですが、2023年(令和5年)では締めくくりの月となります。今年も、子どもたちは様々なことにチャレンジし、元気に頑張った一年だったと思います。
東京都の私立小学校の合同行事は新型コロナウイルス感染症対策のためしばらく休止していましたが、今年度より、いくつかの大会は実施されるようになってきました。本校では体育関係で、教科内クラブのバスケットボールクラブが私立小学校体育発表会に参加し、23日(木)当日は14名で他の3校のチームと対戦し熱戦を繰り広げて頑張りました。みんなで協力してボールを運びゴールを目指しました。
また、音楽関係では、26日(日)に東初協音楽祭(※都内の私立小学校30校が出場)が開催され、4年生全員と音楽・合唱クラブが参加しました。4年生は『おはようのエール』『10歳を迎える日に』の合唱奏を、音楽・合唱クラブは『金色の実』『地球の青』の合唱を発表しました。日頃の練習の成果を発揮し、どちらも大変すばらしい演奏となりました。会場は大きな拍手に包まれていました。
このように私立小学校の様々な大会に参加し、自分たちの練習してきた成果を発表することは、子どもたちにとって貴重な経験となり、大きく成長できるチャンスであると思います。また、他の学校の発表や取組む姿に触れ学び合うことでさらに頑張っていこうという目標も生まれてきました。大会などに参加し学ぶことは、とても大切なことであると考えています。
秋の一斉授業参観では、たくさんの保護者の皆様に子どもたちの様子を参観していただきました。
「授業参観ということでいつもより緊張してたとは思いますが、普段の授業の様子が見られて良かったです。また、マスクが外れたことでお顔がやっとわかった子ども達、そして音楽も楽しそうに元気に歌ってる姿が4年ぶりに見られて、こういう何気ない日常の大切さを痛感しました。4年生は合唱コンクールに向けての練習で10歳という歌の歌詞と子ども達の歌声に、ウルウルしてしまいました。」(4年保護者) |
「算数の授業では子どもの普段の様子が分かるように工夫して授業をしてくださいました(一方的に先生が話すというようなスタイルではなく、双方向授業でした)。また、グループでのディスカッションでは普段どのような様子かがわかり良かったです。子どもにとってきちんと考え、言語化、意見交換し他者とどのように協力してくのかを学ぶのは良いと思いました。」(2年保護者) |
「4時間ずつ2日に分けて実施いただいたことで、混み合うことなく参観でき、他の学年の教室への移動もしやすく、良かったです。どの学年も工夫された授業で楽しかったです。自分の子の課題も色々発見でき、実り多い参観でした。」(1年保護者) |
全体として良好な評価をいただきました。2日間に分けて、全学年公開したことも大変良かったという意見をいただいています。ありがとうございました。
さらに、29日は6年生の卒業研究発表(探求学習)を支援する目的で、19名の保護者の皆様に「応援ナビゲーター」として子どもたちの学習を支援していただきました。6年生を3~4人の19グループに分け、担当の保護者の方々とミーティングを行いました。そのミーティングの中では、『「発表」(自由研究の内容を話す・聞く)・「ブレスト」(みんなでアイデアを出し尽くす)・「一つを選ぶ」(発表者は、出たアイデアから1つ、やってみたいな!と思ったこと共有する)』、というような流れでナビゲートしていただきました。応援サポーターの皆様の支援もあって、とても活発な協議となり学びを深めることができました。
今年度の取組みとしては、保護者の皆様や外部の人材に教育活動に積極的に参加していただくことがあります。今回も、学びを深める大変良い機会となりました。
お知らせですが、本校では英語学習にも力を入れているところです。1年生には、今年度から「英検Jr.」を導入し、実用的な英語力の習得を目指しています。そして、英検団体受験を実施することにしました。
11月29日~12月5日までは、6年生は進路面談、1~5年生は専科面談が実施されています。15日には『けん玉大会』があり、18日が2学期の終業式となります。
今年も本校の教育活動にご支援・ご協力を賜りまして、感謝申し上げます。ありがとうございました。
宝仙学園小学校 校長 西島勇