5月、若葉の侯ですが、すでに夏の気配すら感じられるこの頃になっています。
学校では、すでに夏服対応をする状況となっています。新学期もひと月が過ぎました。子どもたちの元気な声が響いています。1年生の保護者の皆様には2週間にわたる送り迎えのご協力ありがとうございました。
4月には、全学年で保護者懇談会を行いました。学年の方針と子どもたちの様子、年間予定などの話をさせていただきました。保護者懇談会では、学校からの連絡だけではなく、教員と保護者、保護者の皆様同士の交流も進んでいけば良いなと考えております。
先日、全学年が進級遠足を実施しました。2年生は「井の頭公園」、3・4年生は「光が丘公園」で合同の縦割り班活動を行い、5年生は「所沢航空公園」へ出かけました。1・6年生は「国立昭和記念公園」に出かけ、私も一緒に参加しました。本校は、一年間を通じて6年生が1年生のお世話をする活動を進めています。今回もお世話係の6年生が、担当する1年生と一日中一緒に遊び、弁当も一緒に食べ、まるで保護者の方がお世話しているかのように気を配りながら面倒をみていました。解散場所の中野セントラパークでの解散式を終え、
1年生の保護者に引き渡したあとの、責任を果たしたという6年生の「ほっとした表情」が、とても微笑ましかったです。子どもたちは校外学習や交流活動を通してリーダーシップや思いやりの心を学び、社会性を身に付けていきます。これらの活動で培った力を、長崎の修学旅行や夏季自然学校の活動に活かしていきたいと考えています。
本校は、「仏教の精神に触れながら、豊かな人間性や思いやりの心を育む」活動を推進しています。4月の「花まつり」では、全員がお花を一輪もって宝仙寺の本堂に行き、宝仙寺住職でもある冨田道生理事長先生のお話をお聞きして、お釈迦様の誕生をお祝いしました。
また、今年度も宝仙学園理事宝仙寺副住職の冨田道興先生にご協力をいただいて、道徳の授業の中で仏教について学んでいきます。また、毎月、子どもたちの生活目標に関連した仏教講話をしていただいています。4月の生活目標は「みんな仲良く」、5月は「仲よく遊ぶ」で、新年度仲良く過ごしていくことが目標です。昨日(30日)の講堂朝礼でも、5月の目標に触れたお話をしていただきました。
「仏教の教えから見た友だち」とは、「よい友だち(善友 ぜんゆう)を探しなさい」、更には、「よい友だちに会えなかったら一人で居なさい」ということです。では、「よい友だち」とは、どういう人でしょうか。それは、・真似したいところがある人 ・あなたを大切にしてくれる人です。
ですから、ぜひ、出会った人を大切にしてください。そうすればその人もあなたの「よい友だち」になり、大切にしてくれるでしょう。では、友だちと仲よくするということは、どういうことでしょうか。
「仲よくする」とはいっしょに勉強したり、遊ぶだけではありません。人と「仲よく」するために大切なことは、
〇この世界に「自分の考えとちがう人がいる」ことを知ること。
〇おたがいを「みとめ合い、だいじに思う」ことです。
5月の生活目標「仲良く遊ぶ」から、みなさんも、少し、友達の大切さを考えていきましょう。
仏教講話を通じて、子どもたちも私たち大人も心を豊かにしていきます。
5月は父母会関係の行事もあります。1日には父母会の総会があります。今年度の幹事の皆様、ありがとうございます。一年間お世話になります。また、25日(土)は、全校一斉授業参観となります。今年度は特に制限を設けず実施します。ぜひご参観ください。さらにその日の午後には、父母会会長主催の父親懇親会も実施いたします。ぜひご参加ください。
5月も宜しくお願い致します。
宝仙学園小学校 校長 西島勇