10月、爽秋の候とは思えない暑い日が続いていましたが、それでも朝晩は、少し過ごしやすい日々となってきました。
学校では、今年度の前期が終了し、本日、ご家庭へ「学校生活のお知らせ」(通知表)を渡し、学校での学習や生活の様子をお伝えいたしました。
9月24日、本校の最大の体育的行事である「運動会」を開催いたしました。今年度も外部の体育館(武蔵野の森総合スポーツプラザ)で実施しました。
運動会が目指すことは、小学校学習指導要領の特別活動(健康安全・体育的行事)の中に「心身の健全な発達や健康保持の増進などについての関心を高め、安全な行動や規律ある集団行動の体得、運動に親しむ態度の育成、責任感や連帯感の涵養、体力の向上などに資するような活動を行うこと」と明示されています。今回の運動会も、その目標の実現を目指して取組みました。
今回の運動会スローガン、『心を一つに突き進め』は、6年生の児童が考えた言葉です。文字通り「心を一つにして」とあります。6年生には、特別な思いがあります。昨年度の5年生時の「運動会」は、松組がインフルエンザで学級閉鎖になり、運動会に参加できませんでした。当日は、竹組が一クラスで松組の分まで頑張りました。だから今年こそ、全員参加で運動会を行いたいとの願いがありました。
学校としては、子どもたちと一緒に、様々な工夫をして、昨年度より、一つ「高い」内容の運動会を目指して取組んできました。各競技や演技でも、子どもたちの晴れやかな表情を見て、また、閉会式での姿を見て、その目標を達成することができたと思いました。保護者の皆様のご協力もありがとうございました。
保護者アンケートからいくつか紹介します。
「生徒さんたちや先生方、そして保護者が一体となって盛り上がることができる運動会が大好きです。いつもありがとうございます。」 |
「観客席から会場が見やすいため、自分の子どもの学年だけではなく、徒競走をはじめすべての学年の団体競技を見ることができ、上級生の迫力や下級生の格好良さや可愛さを感じ、全生徒を応援しながら楽しませていただきました。」 |
「各学年、徒競走、競技、表現があり、頑張っている姿、緊張している姿、やりきって嬉しそうな表情が見えて、とても感動しました。表現はどの学年もとても良かったです。先生方の一生懸命な姿にも心をうたれました。」 |
「お世話になっているペアの6年生の姿も見ることができ、とてもかっこよく、5年後、息子にも今の6年生のように成長してほしいと感じました。」 |
「今年度も天候に左右されることなく、祖父母も一緒に快適に参観することができました。」 |
「平日の開催なので、仕事の関係で参加できませんでしたが、YouTube配信があり、ありがたかったです。」 |
など、概ね良好なご意見をいただきました。保護者の皆様にもサポーターとして、会場の準備、撮影、後片付けまで、ご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。
アンケートの中に、“もう少し都心の施設だと有難い”“平日ではない土日の実施を希望”などのご意見もいただきました。しかしながら、外部施設を利用しての運動会を実施するという事情から、借りられる施設や曜日が限定されるという現状があります。何卒ご理解ご協力をいただけますようお願いいたします。
子どもたちは、「心を一つに突き進め」を目標に、一人一人が自己のベストの演技と走りを目指して、運動会を成功させようと頑張りました。競い合いながらも協力して互いに認め合うことで、みんなで成長していくことが大切であると考えています。今年もまた上級生が「範を示す」ことができたと思います。みんなのために頑張る姿は、とても「恰好良い」と思います。
早速今日あたりからは宝仙祭に向けても、準備を重ねているところです。自分たちの「思いを伝える」ために、心を合わせて発表の練習をし、作品の制作に取組んでいます。また、父母会幹事の方々にも宝仙祭準備をすすめていただいているところです。ありがとうございます。
宝仙祭でもぜひ学校にお出でいただき、子どもたちを応援していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
宝仙学園小学校 校長 西島勇