師走の候とはいえ、穏やかで暖かな日が続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。校庭の銀杏も色濃くなり、落ち葉も増えてきました。12月、2024年の締めくくりの月となりました。
学校では、子どもたちも明るく元気に様々な活動を一生けん命に取組んでいるところです。感染症などの大きな広がりはありませんが、体調の管理はしっかりしていきたいところです。
11月を振り返ります。
今年も23日に東京都の私立小学校の合同の行事に参加しました。本校では、私学体育発表会にバスケットボールクラブが、東初協音楽祭には、4年生と音楽クラブが参加しました。バスケットでは、他校とたくさんの試合を行うことができました。音楽祭では、すばらしい演奏を響かせ、盛大な拍手をいただくことができました。そして、どちらの発表も、多くの保護者の皆さんに参観していただき、熱い応援をしていただきました。
また、1日と16日には次年度入学生の入学試験を実施し、おかげさまで今年度も多くの方々に受験をしていただき、次年度の入学者を確定することができました。ありがとうございました。
入学試験では、毎回保護者の面接があります。学校説明会や公開授業、宝仙祭などの行事、サイエンスフェスタやプロジェクションマッピングなどのイベントにも参加していただくなど、本校の教育内容をよくご理解いただいていることが伝わってきました。「多様な学びを進めていこう」という本校の教育方針への理解が広がっていること、嬉しく思いました。
26日は、父母会主催の講演会があり「花まる学習会代表の高濱正伸先生」をお越しいただきました。約160名の方々に参加していただき、子どもたちへの親のかかわりや心の持ち方などを学ぶことができました。その後の懇談会では、OBである卒業生の保護者の方々にも参加していただき、子育てや進路の決め方などの悩みを直接先輩方に相談する機会となりまた。
また、子どもたちへの支援というところでは、27日に6年生の卒業研究に向けて応援ミーティングを開催しました。本校の最後の学習は、卒業研究です。6年生一人ひとりがテーマを決め、仮説を立てながらゼロから研究を進めていきます。本格的に取組むのは受験終了後になりますが、「研究はテーマが命」です。個々に決めたテーマを深堀りするために、昨年度から保護者の方の「応援ミーティング」を行っています。今回は26名の保護者の方にファシリテーターとして参加していただきました。子どもたちの決めたテーマについて、「いいね」「面白いね」と応援していただくと共に、「こうしたら、より分かりやすく、面白くなるにはどうしたらいいかな」と、みんなでアイデアを出すブレインストーミングの場です。今回は6年生3人につき一人の保護者に入ってもらい、議論を深めました。保護者の方々からは、子どもたちと様々な議論をすることができ充実した時間になったいう感想をいただいています。
29日は「宝仙小、秋の公開授業研究会」でした。全国から約120名の皆様に参加していただき実施することができました。この公開授業発表会では、ゲストティーチャーと本校の教員が公開授業を行いました。テーマは「教科×探究」で、日々の教科学習の中で、どのように探究という学びに取組んでいくのかを検討しました。この研究発表でも、子どもたちの「学んでいる姿」を見ていただきたいと考えていました。様々な先生方から学ぶことが子どもたちの成長につながると思います。参加者の先生方からは、子どもたちが熱心に学習に向き合っている姿に「とても積極的に学習に参加していますね」という感想をたくさんいただきました。
12月は、今日から6年生の個人面談と全学年の副担任面談が実施されます。充実した面談にしていきたいと思います。16日にはいよいよ「けん玉大会」もあります。自己ベストを目指して頑張ってほしいと思います。
20日が2学期の終業式となります。よろしくお願いいたします。
宝仙学園小学校 校長 西島勇