2月8日水曜日、今年度最後の研究授業が行われました。
対象は、5年担任加藤朋生教諭による「やまなし」を教材とした国語の授業です。
「やまなし」と「イーハトーブの夢」の2つを読んで、「命」について考え、自分の思いや考えを深めていくことを目的とした授業でした。
今回のテーマは「宮沢賢治がやまなしの十二月で伝えたかったことは?」です。
授業は、加藤教諭によるKP法によるふり返りから入りました。KP法とは紙芝居プレゼンテーションのことです。
慣れた手つきで、前の時間の学びをまとめていきます。子どもたちは、これを話し合いの種として、テーマに迫っていきます。
まずは個人で考え、その考えを明らかにし、次に考えの交流という流れでした。交流の場面では、他者の考えを聴き、自分の考えが変容したり、深まったりする子どもの姿も見られました。
放課後の授業を巡っての話し合いでは、なぜいま、アクティブ・ラーニングの視点による授業づくりが求められているのか、加藤教諭の解釈と目指している方向性が語られました。一人も見捨てない、全員参加を原則とした授業づくりを目指しているという力強い言葉が印象的でした。
研究熱心な加藤教諭が、今回我々に提案してくれたものに、しっかりと向き合っていくことが本校のさらなる成長につながります。子どもの未来のために、引き続き、研究を進めていく考えです。
研究部主任 吉金佳能