6月23日金曜日、講師に教育報道出版社代表の梶浦真氏*をお招きし、国語科研究授業が行われました。対象は、2年松組国語、五嶋仁美教諭の授業です。
全教員で授業を参観し、その後授業を巡っての話し合いを行いました。
今回の授業では、授業者より「説明文における 主体的・協働的な学びとは」という提案がなされました。
2020年よりスタートする新学習指導要領のキーワードは「主体的・対話的で深い学び」です。本校でも、2年前より「主体的・協働的な学び」について研究を進めてきました。主体的・協働的な学びを通して、意欲的に学ぶ子を育てることが目標です。
授業は、「ほたるの一生」という説明文を“仲間と楽しく読み解く”を合言葉に、シンキングツールを活用した学びが行われました。
子どもたちが自分の意見を伝え合い、集まった意見を何とかまとめようと試行錯誤している姿が印象的でした。次の時間は、どの班のものが一番共感できたのか、投票が行われるようです。子どもたちは、一生懸命に比べ、考えることでしょう。
講師の梶浦先生からは、協働的な学びのポイントや、これからの時代に必要となる資質・能力についての話がありました。梶浦先生には、年間を通してご指導をいただきます。梶浦先生の豊富な経験とエビデンスに基づき、本校の実践を価値づけていただき、さらに研究を進めていく考えです。
*梶浦真先生は、学校教育関係の新聞社で記者を経験し、その後教育報道出版社を設立。各地の小中学校での研修や研究に携わり、協働学習や学び合いなど、授業デザインの研究に取り組んでいる、研究実務家です。
研究部主任 吉金佳能